新規事業におけるイニシャルコストとランニングコストの考え方について
新規事業を起こす際、初期費用=イニシャルコストと月々のランニングコストを事前にシミュレーションしておくことは必須作業です。なぜなら「イニシャルコストがどのくらいかかるのか」「月々のランニングコストはいくらなのか」を把握しておかないと、黒字化するために必要な利益や初期投資の回収期間が予測できないからです。
そこでこの記事では、新規事業計画を立てる際に役立つ「イニシャルコストとランニングコストの考え方」について解説しました。これから新規事業を起こす方の参考になれば幸いです。
目次
新規事業における初期費用(=イニシャルコスト)の主な種類
初期費用をビジネス用語で言うと「イニシャルコスト」と呼ぶ場合もあります。つまり事業を始める際にかかる費用を指します。
業種によってかかるイニシャルコストは様々ですので、この記事では2つの例(飲食店を開業する場合と個人で家事代行業者を開業する場合)を取り上げました。以下それぞれのイニシャルコストについてご紹介いたします。
飲食店を開業する場合のイニシャルコスト
飲食店を開業する場合、以下の項目に対してイニシャルコストがかかります。
- 物件
- 内装
- 家具や家電などの設備
- 調理器具
- 食器類
飲食店を新規事業として開業する場合、物件をはじめ大きなイニシャルコストがかかります。それぞれの金額はピンキリなので、ここでは割愛させていただきます。
家事代行業者を開業する場合のイニシャルコスト
先ほどの飲食店開業に比べて個人で家事代行業者を開業する場合は、必要となるイニシャルコストは低めです。具体的には以下の項目に対してイニシャルコストがかかります。
・移動に使う車
・ブラシや洗剤などの清掃用具
家事代行業者のような業種で新規事業を起こす際には、ほとんどイニシャルコストをかけずに起業できるのが特徴です。個人であれば事務所を構えなくてもいいので、物件にかかる初期費用も抑えられます。
新規事業におけるランニングコストの主な種類
ランニングコストを日本語訳すると「維持費」です。つまり経営を続けていくうえで発生する費用を指します。
ランニングコストにおいてもイニシャルコストの説明と同様、飲食店を開業する場合と個人で家事代行業者を開業する場合に分けてご説明いたします。
飲食店を開業する場合のランニングコスト
飲食店を開業する場合にかかるランニングコストは、以下の項目があります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 消耗品
- 材料費
- 人件費
飲食店はランニングコストの面でも、大きな費用が発生します。飲食店を新規事業として起こす場合には、月間でどれだけランニングコストがかかるのかをしっかりイメージしておきましょう。
家事代行業者を開業する場合のランニングコスト
家事代行業者を開業する場合、工夫次第では毎月確実にかかるランニングコストをなくせます。車や清掃用具のメンテナンスに随時費用はかかりますが、家事代行業者は初期費用に加えてランニングコストも低いことが特徴です。
事務所を借りている場合や人を雇っている場合にのみ、ランニングコストが発生します。
新規事業はイニシャルコストよりランニングコストを下げることを考えるべき?
新規事業を考える場合、イニシャルコストが小さいことも大事ですが、それ以上に重視すべきなのは「ランニングコストを下げること」でしょう。その理由は大きく以下の2点です。
黒字化まで短期間で到達できる
ランニングコストの低い事業は、黒字化まで短期間で到達できることが強みです。なぜなら新規事業の開業当初は売上が低く、徐々に売上が伸びていくケースが多いからです。そんな中で毎月1万円かかっていた通信費が5000円に下げられた場合、毎月5000円の利益が確実に生み出せます。ランニングコストを下げると「毎月確実に利益が生み出せる」というのはとても大きいでしょう。
事業を毎月黒字化できていれば、経営を続けながら初期費用を回収できますし、何より事業を続けていこうというモチベーションが上がります。ランニングコストが低いことでの精神的安心感はとても大きいです。
経営が安定化しやすい
事業を経営していくと、売上は毎月変動します。新規事業をせっかく黒字化できたとしても、計算が狂って再び赤字に転落することもよくあります。新型コロナウイルスのような自分たちの努力ではどうにもならない社会的影響を受けることもあるでしょう。経営者にとって、安定した売上を確保するのはとても大変なのです。
そんな中でもランニングコストの低い事業は、多少経営不振に陥ったとしても廃業まで追い込まれることは少なく、経営が安定化しやすいです。
グリーン・ポケットのフランチャイズ加盟について
グリーン・ポケットではグリーンレンタルをフランチャイズ展開しており、イニシャルコスト・ランニングコストを抑えた出店が可能です。
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【まとめ】新規事業におけるイニシャルコストとランニングコストの考え方について
新規事業の初期費用とランニングコストを事前に理解し、経営における売上目標は明確にしておきましょう。そしてランニングコストを下げる対策まで打てれば理想的です。
フランチャイズ起業の場合は、本部からこの初期費用やランニングコストを下げるためのサポートもしてもらえますので、頼ってみてはいかがでしょうか。