コロナ後からどう変わった?新規事業のトレンドの変化
新型コロナウイルスによって、ほとんどの事業で大きな変化が起こりました。
人々の価値観は大きく変わり、これまで主流なビジネスであってもコロナで大幅に売上を落としている事業も多いです。一方で新たに出現したトレンドに乗り、売上を伸ばしている事業もあります。
2020年、事業内容を見直した経営者は多いでしょう。しかし新たに新規事業を起こす場合、新規事業がトレンドに沿ったものであることが大切です。
この記事では「これから新規事業を起こしたいが、アフターコロナのトレンドを知りたい」という方に向けて、トレンドの変化について解説いたします。
目次
新型コロナウイルス流行後の事業トレンドの変化とは?
新型コロナウイルスの前後で事業トレンドに大きな変化が起こりました。
この章では、業績が悪化した事業と業績が上がってトレンドとなった事業をそれぞれご紹介していきます。
新型コロナウイルスによって業績が悪化した事業
・飲食業
飲食業の中でもイートイン店舗を中心に事業を展開していたところは、新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けています。
外出する人が減って売り上げが落ちているだけでなく、エリアや店舗によっては休業要請を出されたところもあります。こうした飲食店経営者は大幅な売上減少に悩まされており、廃業となった事業・飲食店も数多くあります。
・観光業
観光業も新型コロナウイルスによって大きく打撃を受けた業種です。
旅行に出かける人が減って、直接影響を受けているのは、テーマパークやホテルなどのサービス業でしょう。それに付随して新幹線や飛行機などの交通系事業も業績が悪化しています。
・自動車製造業
自動車製造業も新型コロナウイルスによって部品が届かないなどの問題が多発し、生産台数が落ちています。
それに加えて、リモートワークが浸透することで車移動の必要性が下がり、市場規模が縮小していることも業績を落としている理由といえます。
・不動産業
多くの建設業では資材の調達が難しくなり、建設が進まない建物が多数となりました。予定通り完成しない物件が増えれば当然不動産業の業績は落ちます。
モデルハウスの見学者も密を避けて少なくなり、住宅購入につながるきっかけが減ったことも影響しています。
新型コロナウイルスによって業績が上がった(トレンドとなった)事業
・家庭用品を取り扱う事業
新型コロナウイルス以降、多くの人にとって在宅の時間が増えました。それに付随して家庭用品がトレンドとなって売上が伸びています。
自宅で使える調理器具や、手軽に食べられる冷凍食品などがその例です。
・健康増進につながる事業
新型コロナウイルスのパンデミックによって、体力や免疫力を高めるなどの健康増進活動がトレンドとなっています。その結果空気清浄機やヨガマットなどの健康増進につながるアイテムの売れ行きが良くなっています。
・1人もしくは少人数で楽しめる娯楽事業
近年家の中で楽しめる娯楽は増えていましたが、新型コロナウイルスによってその勢いはさらに加速しています。
人との直接的な交流が減ったことで、サブスクリプション型の動画配信サービスやゲーム業界(家庭用ゲーム・スマホゲーム・eスポーツ)がトレンドとなっています。
・リモートワークの導入を支援する事業
リモートワークを導入する企業が増え、自宅での作業を快適にするアイテムの売上が伸びました。
例としては、パソコンやWi-Fiルーター、テレワーク導入ツールやクラウド関連ツール、ワーキングチェアなど、様々なものがトレンドとなっています。
フランチャイズ事業も大きく変化!これから伸びる事業とは?
世の中のトレンド変化により、フランチャイズ事業も見直しがなされています。
以下事業形態を変化させて被害を抑えている事業と、これから伸びると予想される事業をまとめましたので、新規事業のトレンドを知りたい方は参考になさってください。
新型コロナウイルスにより変化し、被害を抑えた事業
・ファーストフード事業
飲食店の中でも、元々テイクアウトサービスに力を入れていたようなファーストフード店は売上を伸ばしています。
コロナ対策に出遅れた飲食店が多い中で、ファーストフード店は元々テイクアウトのできるイメージを持たれていたことが大きいでしょう。
コロナでUber eatsなどのデリバリーサービスも浸透したため、ファーストフード事業は飲食業界の中でも売上の減少が最小限に収まっています。
・密を避けた観光業
観光業はコロナ後全体的に業績が下がっていますが、郊外にある観光事業は売上を伸ばしているところもあります。
例えばキャンプ場や貸し切りの温泉施設などです。逆に都心部の観光施設は大きく売上が減少しているため、郊外にある観光業が大きく売上を伸ばしていると考えられます。
これから伸びると予想される事業
・保育事業
共働き世帯の増加によって保育事業所は不足しており、特に新型コロナウイルス後に保育は需要の上がった業界の1つです。
その理由は新型コロナウイルスによって収入面に不安を感じる人が増え、子どもを保育園に預けて共働きをしたいという家庭が多くなったからです。
リモートワークをしている人であっても、常時家で子どもの面倒を見ることにストレスを感じ、短時間でも子どもを預けたい人は多いです。
保育所やベビーシッターは様々な法律が絡みますが、フランチャイズ開業なら本部のサポートもあるため新規事業でも安心です。
・ハウスクリーニング事業
ハウスクリーニング業者は、新型コロナウイルスが蔓延した時期に予約が取れないほど需要が上がりました。
仮に新型コロナウイルスが収束した後も、日本では高齢者世帯の増加でハウスクリーニング事業は必要とされ、今後もトレンドは続くことが予想されます。
ハウスクリーニング事業は未経験でもフランチャイズ研修により清掃方法が学べますし、初期費用も100万円以内で収まるため、新規事業でも取り組みやすい業種です。
・フィットネス関連事業
新型コロナウイルスで人々の健康に対する意識は大きく高まりました。テレワークや、外出自粛による運動不足を感じている人が増えてきています。
従来の通うタイプのフィットネス事業は、休業で苦戦を強いられていますが、オンラインで出来るフィットネスはマンツーマン指導が出来る、家で空いた時間に気軽に出来るなどの理由で注目を集めています。今後は「オンラインで運動をする」ことが鍵となるでしょう。
また、フィットネス関連商品の売り上げが大きく伸びています。
フランチャイズで事業を行う場合には、顧客が自宅でも取り組めるような仕組みや、自社でフィットネス関連商品を販売できるオンラインツールを使用したシステムを早く導入しているなどの企業を選ぶと良いでしょう。
・労働環境を改善できる事業
これから先、社会に貢献できる事業が伸びるのは確実です。会社での働き方も一変し、今までとは違うストレスを感じている方も多いようです。
労働環境の改善は、会社としての責任です。厚生労働省のHPにも
「事業者が、作業方法の改善や疲労回復のための措置だけでなく、メンタルヘルス対策を行うことも重要となっています」と記載されています。
今後ますます産業カウンセラーや、労働環境を改善するサービスなどの需要が増えていくでしょう。
グリーン・ポケットでは、レンタルグリーンサービスを行なっていますが、オフィスにグリーンを設置したいという企業が増えています。これも、観葉植物によるヒーリング効果や空気浄化の効果を期待し、労働環境を改善したいという事業主の期待があるためです。
新型コロナウイルス後も、オフィスグリーンの需要は増えていくと考えられます。
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新規事業のトレンドの変化についてまとめ
以上、新型コロナウイルスによって業績の変化した事業や、アフターコロナの価値観に対応し、これから伸びると予想されるおすすめフランチャイズ事業について解説しました。
少しずつアフターコロナの価値観に対応しているビジネスは増えているものの、まだ変化に追いつけていない企業・個人事業主も多いです。
今こそ新規事業を起こしてトレンドの波に乗るチャンスですので、これから新規事業を立ち上げようとお考えの方はぜひ今回ご紹介したトレンド変化を押さえていただけたら幸いです。