緑と健康経営
【健康経営とは】
健康経営とは、従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題として捉え、その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す経営手法のことで、1990年代前半にアメリカで広まった考え方です。
日本で高まりを見せたのは、2015年から始まった「健康経営銘柄」の発表からといわれます。経済産業省と東京証券取引所が、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を「健康経営銘柄」として選定するものです。初年度は製造業・金融業など24分野からそれぞれ一社が選ばれました。いずれも日本を代表する企業ばかりです。背景にはやはり、行政と時代の変化があるようです。政府の施策として「働き方改革」がクローズアップされていますが、国民の生活の質を向上させるには健康で長く働くことが大切です。
【緑との関係】
しかし少子高齢化が進み医療費の負担がますます重くなっています。その内容を見ると、いわゆる生活習慣病が年々増えている現状が示されています。
この現状に対応できる社会を構築するために、企業の取り組みが求められているのです。
確かに健康は自己責任ではありますが、会社として社員の健康に気づかい、企業価値につなげているということを、経営トップが意識し、内外にメッセージすることも必要な時代です。
業績と健康の両輪が上手くまわれば、経営は安定し、市場評価も高まります。健康問題は政府の施策ではありますが、社会的ニーズでもあるのです。
そこで、健康経営を意識する企業には、社員の心の健康を良好にする効果がある緑が必要なのです。心の健康は身体の健康に繋がります。今はそのことに「気がついてない」企業がまだまだ多いのですが、私たちが啓蒙していくことでさらなる広がりを見せていくのは間違いありません。
【お客様の声】
実際にグリーン・ポケットをご利用頂いている、人材派遣会社の役員の方からお聞きした声です。
『社員の健康のため、様々なことに取り組みました。特にメンタルヘルス面では、人事面談を増やす、音楽を流す、特別休暇を設けるなど対策をうちましたが、どれも効果は実感できず、手詰まり状態でした。
そんな時、グリーン・ポケットさんから産学連携研究の結果を基にしたプレゼンを役員会で受けました。説得力があり、社長の‘鶴の一声’で導入が決まりました。提案された通り1人1個の観葉植物をデスクに置いたところ、社内が明るくなりました。会話が増えたように思います。それが原因かどうかは解りませんが、離職率も減りました。営業の時に聞いた、緑の力を感じましたね』
緑を通じて、お客様のお役にたてる事業です。